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■会長挨拶 ―

第25回日本集中治療医学会 関東甲信越地方会開催にあたって

 2016年8月20日(土)に、第25回関東甲信越地方会を開催いたします。日本ではともかく、英語圏だと25年は1/4世紀(a quarter century)として一つの節目になりますが、偶然ながら私の所属する帝京大学も、2016年は創立50周年という節目の年にあたります。この偶然を奇貨として、25回大会の会場は帝京大学の板橋キャンパスを借りることといたしました。板橋キャンパスは大学本部をはじめとして、医学部附属病院や医療系の学部が集中する、いわば帝京大学の中枢といえる場所です。ここを会員の皆さまに披露できる機会を得たことは大学の一教員として大きな喜びです。交通面で言えば、池袋―赤羽を結ぶ埼京線の十条駅西口からゆっくり歩いても10分以内ですので、山手線内というわけではありませんが、さほど不自由はおかけしないと思っています。

 メインテーマは「今日を見つめ明日を考える」としました。集中治療という方法論が誕生し成長してまだ50年ほどしか歴史はありませんが、今や高次医療機関においては必須の存在となりました。1999年に開催された第26回学術集会において、医事評論家でNHK解説委員であった行天良雄さんが「ICUは病院機能の華である」と述べたのはまさに至言であったと、今更ながら思い起こされます。

 現在までの到達点を評価し、それに基づいて次の時代で“より良き”集中治療の在り方を模索することは、節目の年として普段にも増していっそう重要であると考えます。

 まずポスターをご覧いただきたいのですが、ここに描かれた一つ一つのハートは我がICUに働く医師や看護師たちと、さらにそれだけにとどまらず他診療科医師、薬剤師、工学技士、療法士、事務員、職員家族など多くの関係者に描いてもらい、それを画面の許す限りで選択し配列したものです。多くの職種のスペシャリストが集合して一つの理想に向かって力を合わせるという、集中治療の理念に基づくアイデアであり、そして我々のメッセージであります。

 わずか1日の日程ではありますが、多くの会員の皆様が板橋の地に集い、知見を広め、また議論を積み重ねることで、明日への糧となれば望むところであります。板橋でお会いしましょう。